禁煙311日 禁煙のSTP 1.健康-短期

昨日は禁煙者を動機で切り分けたので、
今回は切り分けた中からターゲット層をピックアップして、それぞれで禁煙におけるニーズを考えてみたいと思います。

<禁煙動機>
ターゲット層
健康-短期:差し迫った健康上の理由がある。(肺・心臓・胃が痛いや妊娠したなど。)
すでに肺がん、肺水腫になってしまたら、禁煙もなにもないので、除外します。余談ですが、私の叔父は肺がんで50歳ぐらいで亡くなりましたが、最後までタバコのせいにしなかった男らしさは尊敬しています。

胃炎や肺,心臓の痛みでタバコを吸う気がなくなって、そのまま禁煙スタートという層になります。

ニーズの分析:
目先の痛みがきついので、最初の1-2週間の禁煙はさほど苦ではないことが多いと思います。特に禁煙グッズも必要としないかもしれません。離脱症状よりも、吸って胃が痛むイメージの方が強いからだと推定します。但し、後日痛みがなくなった時に、痛みというモチベーションが消えてしまうこと、禁煙そのものには苦労をしていないため、時間をおいて喫煙を再開することが多いのではないでしょうか。
従い、禁煙スタートから2-3か月あたりで再喫煙を止める手立てが必要となりそうです。

禁煙310日 禁煙者のセグメンテーション

禁煙にチャレンジする人間をいろんな基準で分類することで、異なった対策を見つけられる可能性がありそうです。
たとえば、
喫煙本数別:喫煙年数x一日の本数で禁煙の難易度を区別していますよね。
他にも、飲酒量、男女の別、病歴の有無や職場に喫煙所があるかなどでも切り分けることができそうです。
今回は禁煙成功のための課題として動機に着目したので、禁煙者を禁煙する動機で切り分けてみようと思います。

<禁煙する動機>
・健康
短期:差し迫った健康上の理由がある。(肺・心臓・胃が痛いや妊娠したなど。)から禁煙しよう。
中期:朝、体がだるい、口臭がするから禁煙しよう。
長期:将来肺がんになりたくないから禁煙しよう。

ソサエティ
短期:会社が喫煙を取り締まり始めたから禁煙しよう。
中期:妻からタバコをやめるように言われたから禁煙しよう。
中期:周りに禁煙者が増えたから禁煙しよう。

・経済
短期:価格が値上げされたから禁煙しよう。
長期:どこまで値上がりするかわからないから禁煙しよう

他にもありそうですが、禁煙の動機なんてこんなものですかね。

禁煙309日 禁煙戦略ー機会と課題

今回は禁煙を取り巻く外部、内部の環境分析から、禁煙成功につながる機会と禁煙達成のための課題を考えたいと思います。

機会:
社会的には、禁煙を勧める風潮にあり、禁煙グッズも整ってきています。禁煙パイポだけでなく、ニコチンパッチやチャンピックスのような処方薬もでてきました。
禁煙経験者なら、一本でも吸ったら喫煙者に逆戻りであることや、1-2か月の離脱症状を乗り越えれば、だいぶ楽になることなど、禁煙の勘所を経験上よく知っております。従い、これらの禁煙グッズを使いこなして禁煙の成功率を大幅に引き上げることができそうです。

課題:
しかし、社会的な風潮は必ずしも個人である我々にとって強力なモチベーションにはなりません。他人が何を言おうと、禁煙で苦しむのは自分です。その苦しみに見合う動機が必要となりますが、そんなものはない人がほとんどです。さらに我々は心がそれほど強くなく、つい魔がさして吸ってしまうリスクはかなり高い。
禁煙を成功させるためには、自分が禁煙する動機を考え、その強弱で対応を考えていくことが課題になりそうです。

禁煙308日 禁煙戦略-内部環境の分析

内部環境の分析
こちらの内容は千差万別かもしれませんが、一般的に聞くことから考えて見ましょう。
『禁煙する動機や理由が身近にある。それでも肺水腫を発症しているわけでもなく、差し迫った理由という訳ではない。経験上、禁煙を達成するには一本も吸わないことだと身にしみている。ただし、自分の精神力が人並み程度か以下であることも理解しており、禁煙の苦痛もよく知っている。』

動機面
�自分がいつまでタバコを吸っているのか不安である。
�胃や肺が痛くなったり、身体に不調が出てきている。
�子供ができた
�身体に良いものではないことは自覚している。

適性、経験面
Strong
�何度か禁煙にトライしており、一本でも吸ったらアウトと理解している。
�人にすすめられても断れる。
�家族に喫煙者がいない。家のライターや灰皿を捨てることができる。

Weak
�酒の席では吸いたくなる。
�我慢強さはそれほどではない。
離脱症状が本当に嫌だ
�タバコが美味いと知っている

禁煙307日 禁煙戦略-外部環境の分析

禁煙を戦略的に考えてみようと思います。

・外部環境の分析
『禁煙を推進する風潮があり、そのサポート体制も揃い始めている。しかし、個人が禁煙をしようという動機づけはまだかなり弱い。』

<禁煙を推進する風潮はある>
①喫煙に対する社会的な風当たりが強くなっている。
②タバコの価格が上昇しており、今後さらに上昇する可能性がある。
③禁煙グッズや禁煙薬がそろってきている。

<禁煙の動機づけは弱い>
④タバコを代替できる習慣性のある嗜好品はあまり存在しない。
⑤喫煙可能場所は減少しているが、法律で禁止されているわけではない。
⑥喫煙の害は長期的な喫煙によって現れてくる。短期的な悪影響についての情報は少ない。

禁煙306日 久しぶりのチャンピックス

部屋の薬箱を整理していたら、飲み残しのチャンピックスを発見。
チャンピックスの服用自体は途中でやめていたので、結構残っていました。
薬を見るだけで、服用時の気持ち悪さが蘇ってきました。改めて禁煙を続けようという思いを新たにしました。
禁煙という目的達成には非常にいい薬ですが、二度とお世話になりたくない。もう一度飲むぐらいなら、一生タバコは吸いたくないと思わせてくれます。

禁煙305日 スイッチングコスト

タバコの銘柄ってあんまり変えないと思いますが、私は二度目の禁煙まではマルメンライト、三度目の喫煙である震災の夜からはラッキーストライクライトを吸う様になりました。次に喫煙を再開する時には何を吸うかなと思うと、やっぱりラッキーストライクですね。
絶対吸わないであろう銘柄はハイライトかな。あの香辛料は今思い出してもちょっと喉が辛くなる。
味って大事ですが、ほぼ離脱症状がない段階でもこの記憶は残ります。
どちらかというと、不味かったタバコを思い出した方が、良さそうです。